格安simヘビーユーザーの青葉ヒロです。
『IIJmio』で『あい・あい・じぇい・みお』と読みます。
IIJmioは、歴史のある格安sim提供会社が運営している格安simです。
今回は、格安sim提供会社(MVNO)である『IIJmio』の運営会社について、一緒に見ていきたいと思います。
MVNO…Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)
格安simを提供している会社のことです。
IIJmioの運営会社
運営会社:株式会社インターネットイニシアティブ(Internet Initiative Japan Inc.)
設立:1992年12月3日
資本金および資本準備金:22,979百万円(2018年12月31日現在)
IIJmioという会社はありません。
『IIJmio』は、Internet Initiative Japanの頭文字である『IIJ』を冠しています。
株式会社インターネットイニシアティブの概要
設立が1992年ですから、約30年前となっています。インターネットを扱う会社ということで考えると歴史がありますね。
有価証券報告書には、インターネットイニシアティブの事業概要として次のように書かれています。
事業の概要
インターネット接続サービスの提供、高速モバイルデータ通信サービスの提供、セキュリティ、VPN等のネットワーク、クラウドコンピューティング、データセンター関連の各種アウトソーシングサービスの提供、ネットワーク或いはシステム構築等にあたってのネットワーク或いはシステムの設計(中略)を行っております。
~株式会社インターネットイニシアティブ 2018年3月期 第26期有価証券報告書 P7~
高速モバイルデータ通信サービスというのが、つまり『IIJmio』のことだと思われます。
下に、事業系統図を貼っておきます。
インターネットイニシアティブの事業系統図を見てみると、あまり聞き慣れない会社がたくさん書いてあります。
これはインターネットイニシアティブのグループ会社が、主に、BtoBのビジネスを展開しているからだと思われます。
BtoB
法人(Business)が法人(Business)にモノ・サービスを売ること
なお、『IIJmio』は、ドコモとauの2つの回線から選ぶことができます。
経営状況
近頃、ネットで『格安sim提供会社の経営破綻や倒産』といった書き込みを目にすることがあります。
(インターネットイニシアティブってどうなの?)
と思われる方も多いのではないでしょうか。
インターネットイニシアティブは、毎年、報告書を作成しています。それに目を通すことで、ある程度は自分で調べることができます。
2018年3月期 第26期有価証券報告書(インターネットイニシアティブ HPへリンク)
ページ数が多く(151ページ)、わざわざ開いてもらうのも手間なので、リンク先の有価証券報告書P11に記載されたIIJmioの契約数の年次推移を見てみると、
と記載されており、平均すると年間で契約者数が約1.4倍となっています。
気になって、会社全体の利益についても調べてみると、
と書かれていることから、年間約40億程度の利益を毎年着実に積み上げていることがわかります。
上の表には利益という数字がたくさん出てきます。赤枠の『当社株主に帰属する当期純利益』か『包括利益』を見れば、利益が出ているかどうか確認できます。
インターネットイニシアティブのサービスの中でも、IIJmioは、契約数が伸び続けていますね。
また、法人を相手にしたサービスで会社全体の利益も安定しています。
今のところ、インターネットイニシアティブは、非常に安定した会社という印象です。
本当は、サービス内容について、もっと掲載したかったのですが、それについては他のサイトでも多数掲載されていたので、ひとまず他に譲ります(ちょっと悔しいけど)。
まとめ
この記事では、【格安sim】IIJmioの運営会社についてご紹介しました。
IIJmioは、サービスの名前。
IIJmioの運営会社は、インターネットイニシアティブでした。
インターネットイニシアティブは、主に法人へのモノ・サービスを売っている会社です。
インターネットイニシアティブは売上、利益ともに非常に安定しています。
簡単なまとめですが、少しでもみなさんの役に立てたらうれしいです。
青葉ヒロでした????